クラウドデータ、システムデータ、リーガルデータ、AIデータなどのデータアセットマネジメント事業を展開するAOSデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 春山 洋 以下AOSデータ社)は、市場草創期であるデータマーケットプレイス市場に対し、日本初のAI学習用データコマースプラットフォーム「DataMart.jp」新製品を、2022年11月1日より提供を開始いたします。
※1:2022年9月自社調べ(AI・DX時代のAI&データドリブン経営のためのデータワンストップサービスにて調査)
AI学習様データコマースプラットフォーム「DataMar.jp
https://datamart.jp/

AI学習用データ収集にかかる工数の課題解決型データコマース
 世界のデータマーケットプレイス市場規模は、予測期間の年成長率23.4を記録し、2030年までに50億9000万米ドルに達すると予測されています2AOSデータは、今まで提供してきたデータライフサイクルの各ステージ、データ化、データ共有と保存、データ活用のソリューションの次に位置付けられる、企業間のデータ売買マーケットプレイスであるデータコマース「DataMart.jp」を、日本初のAI学習用データコマースとして提供を開始します。さらに、共にデータを提供するデータプロバイダーとの提携も募集し、日本のデータ産業の進化のために、AIインフラのデータ産業リーディングカンパニーを目指し進めてまいります。

<AI学習用データマーケットプレイス「DataMart.jp」概要>
■目的
:ビッグデータ、オープンデータ、マイデータを蓄積しAI学習用データの加工を支援。AI学習用データの収集の効率を上げAIシステムの構築に専念できるよう、各企業のAIシステム開発の生産性向上をサポートします。
■対象データ:位置データ、財務データ、eコマースデータ、会社データ、企業統計データ、技術データ、シンセテイックデータなどオープンデータ(法人のビッグデータ、個人のマイデータを購入、販売、取引が可能)
■DataMart.jpのメリット:
(1)データ販売者:自社で蓄積したデータをマネタイズし、更新データ提供などを通して継続的なロイヤリティの獲得
(2)データ利用者:必要なデータを手間をかけずに入手でき、購入後すぐ活用できるよう加工された高付加価値データを、自社のAIに効果的な学習用データとして提供できる
■DataMart.jpの特徴
・マッチング表示:登録情報や希望条件にマッチするデータセットを優先して表示
・メッセージ機能:データセット提供者と直接コンタクトし、データに関する質問などスピーディに情報交換可能
・いいね機能:興味のあるデータセットに「いいね!」をしておくと、該当データセットの最新の状況を常に確認できる
■DataMart.jpご利用の流れ
(1)会員登録 (2)データセット検索 (3)データセット使用リクエスト送信 (4)リクエスト承認後データ購入
■DataMart.jpの利用料金
・販売者からの手数料:10% ・購入者からの手数料:データ販売額の0% *オープンデータの場合無 

データの共有・活用から、資産として売買されるDXの推進へ
 AOSデータ社は、『Data to AI® 』というキャッチフレーズを掲げ、AI・DX時代のAI&データドリブン経営のためのデータワンストップサービスを展開しています。具体的には、紙などのアナログ情報をデジタル化するプラットフォーム「aipapyrus.com」、企業内のデータを安全に共有・集積するプラットフォーム「aosidx.jp」、損失したデータを復旧するデータリカバリーセンター「data119.jp」、データを活用するためのAIデータ加工センター(データアノテーションサービス) 「aidata.jp」など、データのライフサイクル全体を一気通貫で管理するための各種ソリューションを、ワンストップで運営および提供しています。
 今回提供開始する「DataMart.jp」は、データ化、データ共有と保存、データ活用のデータライフサイクルの次に位置付けられる、企業間のデータ売買マーケットプレイスであり、企業データが資産として売買されるDXを推進いたします。

AI学習用データ収集に多大な工数がかかる現状の課題
 海外では、新たな産業分野であるデータ産業市場が急速に拡大しています。データ産業とは、経済的付加価値を創出するために、データの生産・流通・取引・活用など一連の過程に関連する経済的な活動と関連するサービスを提供する新たな産業です。この産業分野の中で、データマーケットプレイスは、様々な種類のデータの売買を促進する取引プラットフォームで、企業や個人がデータをクラウドにアップロードできるクラウドサービスから構成され人口統計、各業界のビジネス情報健康や医療関連情報、個人データなど、多様なデータを利用することができます。

 AIシステムを開発するためには、AIモデルの性能に大きな影響を与える優秀なAI学習データの精度と量が求められます。利用可能なAIモデルを学習するためには、少なくとも数十万件のデータが必要です。 新たなサービス開発のためには、膨大なAi学習用データが必要となり、時間とコストがかかります。

 Cognilyticaアナリスト企業によると、AIプロジェクト時間の80はデータの収集、整理、ラベル付けに費やされているとい課題が報告されています。多くの企業がAIサービス開発に取り組んでいますが、AI学習させるためのデータが不足しています。AIサービスを開発する際にほとんどの時間をデータ準備に費やされているのが現実です。

 大量のデータを効率よく、収集・加工できる技術も開発されていますが、まだまだリソースが足りていないのが現実です。特に、加工済みのデータが存在する既存産業分野と比べて、新規産業分野や新しいITサービスの場合は既存の蓄積されたデータもなく、更に厳し状況となってます。

 そのため、ラベルが付与されたAIに利用可能なAI用学習データを、外部から手に入れられることが重要となます。ラベル付けされ、構造化されたデータを外部から入手ることで、本来のAIエンジニアが注力すべき、AIアルゴリズムの開発、モデル学習に時間を注力することができるようになります。
                             
※2:「データマーケットプレイスプラットフォームの市場規模、シェア、動向分析レポート:コンポーネント別(プラットフォーム、サービス)、タイプ別、収益モデル別、企業規模別、エンドユース別、地域別、セグメント予測、2022年~2030年」
(2022年8月25日、Grand View Research, Inc.)

AOSデータ株式会社について】
【AOSデータ株式会社について】
名 称:AOSデータ株式会社 代表者:春山 洋
設 立:2015年4月
資本金:1億円(資本準備金15億2500万円)
所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町4F
URL: https://www.aosdata.co.jp/
AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けています。企業4,500社以上、国内会員90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のお客様の無くしてしまったデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,300万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、12年連続販売本数1位を獲得しています。
また、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データの復元調査や証拠開示で数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたグループ企業のリーガルテック社のリーガルデータ事業を統合し、今後一層、データコンプライアンス、AI・DXデータを含めた「データアセット マネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献いたします。