AI型教材「Qubena(キュビナ)」を開発・提供する株式会社COMPASS(本社:東京都文京区、代表取締役:小川 正幹、以下 COMPASS)は、学習者を中心としたデータ利活用のための連携・協働プロジェクト「Qubena Connect(キュビナコネクト)」の一環として、株式会社EDUCOM(本社:愛知県・東京都、代表取締役:柳瀬 貴夫、以下 EDUCOM)が開発・提供する統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th(以下 C4th)」との連携を順次行っていくことをご報告いたします。

GIGAスクール構想による児童生徒1人1台端末環境が整備され、配布端末を使ったソフトウエアの活用や教育データの利活用が教育DX推進の次なるテーマとなっています。学習支援や校務支援などの目的に応じたさまざまなデジタルサービスの学校現場への導入・活用が進む中で、新たな課題となっているのは、それぞれのサービスが保有するデータのサービスの垣根を越えた連携です。

年度切り替え時の児童生徒の進級や進学に伴い発生する年度更新作業は、そうしたサービス間連携が望まれる業務の代表であり、各サービスごとに発生する作業の煩雑さが自治体・学校現場の関係者の大きな負担となっています。業界団体による標準化に向けた動きも始まっていますが、現場における課題の大きさを受け、先行して学習支援サービスであるQubenaと校務支援サービスであるC4thの連携に取り組むことといたしました。

EDUCOMが開発・提供する「EDUCOMマネージャーC4th」は、全国の小中学校向けに先生の校務の効率化を支援する統合型校務支援システムです。2022年4月時点で導入校数は10,000校を突破、全国の小中学校で利用されている業界シェアトップクラスのシステムです。

このたびのQubenaとC4thの連携により、C4th側で反映した年度更新の情報がQubena側に自動反映され、Qubena側での別途の年度更新作業が不要になるなど、年度更新作業に関わる自治体・学校関係者の業務負荷の軽減を図ります。さらにその他にも、学習支援・校務支援のサービスの枠を越えたシームレスな連携による学習者を中心としたデータ利活用のモデルケースを順次検討してまいります。

 

◆EDUCOMについて  URL : https://www.educom.co.jp/

株式会社EDUCOMは、全国の小中学校向けに先生の校務の効率化を支援する統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」をクラウドあるいはオンプレミスで提供しています。「EDUCOMマネージャーC4th」は全国、約500自治体、約10,000の小中学校でご利用されているシェアNo.1の統合型校務支援システムです(*)。
また、今後はGIGAスクール構想で児童生徒1人1台端末が普及したことを受けて、統合型校務支援システムと連携した児童生徒ならびに保護者向けのサービスを拡充し、学校全体の活動を支援するサービスの提供を目指しています。
* 2022年4月時点、株式会社EDUCOM調べ。

◆「Qubena Connect(キュビナコネクト)」について URL: https://qubena.com/partnership/

「Qubena Connect」は、学習者を中心としたデータ利活用のユースケース創出に向け、さまざまな企業やサービスとの連携・協働を深化させることを目的としたプロジェクトです。
より便利で効果的な「個別最適化された学び」の環境を実現するため、事業者・サービスの垣根を越えた教育データの横断的な利活用の取り組みを進めており、今回のEDUCOMとの連携はその一環となります。

COMPASSについて URL: https://qubena.com/

AIが子どもたち一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材「Qubena」を開発、2021年度からは小学校・中学校の5教科対応版をリリース、全国の小中学校1,800校以上で、約50万人が利用しており、アダプティブラーニングによって知識・技能の習得を支援します。2018年度から20年度まで3年連続で経済産業省「未来の教室」実証事業に採択。また「日本e-learning大賞 経済産業大臣賞」「グッドデザイン賞」を受賞しています。

COMPASSはこれからもQubenaの提供を通して、すべての子どもたちを取り残すことなく「公正に個別最適化された教育」を届けるリーディングカンパニーとして、さらなる公教育へのICT普及に貢献できるよう邁進してまいります。