東京西徳洲会病院は、32の診療科と524床の病床を擁する地域の基幹病院です。同院では、2つの病棟において、FRONTEOの転倒転落予測AIシステム「Coroban(コロバン)」(https://lifescience.fronteo.com/products/coroban/)ならびにパラマウントベッドの「スマートベッドシステム」(https://www.paramount.co.jp/sbs/index.html)を導入しています。
このたび、東京西徳洲会病院より、Corobanのアラートをスマートベッドシステムの端末上に表示させたいとの要望が上がったことから、2社が協力して追加開発を行いました。これにより、ワンストップでの情報確認とアセスメントが実現し、スムーズなケア提供と医療安全対策の推進に貢献するものと考えております。
Corobanは、FRONTEOがエーザイ株式会社とともに開発した、電子カルテに記載された看護記録をAIが解析して入院患者の転倒転落リスクを評価し、転倒転落の可能性がある患者を1日~7日前に予測してアラートを発出するシステムです。医療スタッフの作業を増やすことなくアセスメントの効率化や標準化を図り、ケアの質向上と業務負担軽減に寄与する点が評価され、2020年に日本転倒予防学会推奨品に認定されています。
スマートベッドシステムは、センサなどから得られる入院患者の睡眠・覚醒、呼吸数・心拍数などの情報を集約し、ベッドサイド端末とスタッフステーション端末に表示するとともに、電子カルテシステム・測定機器・モバイル端末などと連携し、患者情報の確認と医療スタッフ間のスムーズな情報共有を図ることにより、安心・安全なケアの提供を支援するシステムです。
FRONTEOは、今後もAIソリューションや解析技術の研究開発と提供を通じ、創薬研究・事業の発展と医療の質向上に貢献してまいります。
本件単独による当社業績への影響は軽微です。
■FRONTEOについて URL:https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自社開発AIエンジン「KIBIT(キビット)」を用いた多様なAIソリューションとサービスを提供するデータ解析企業です。「記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する」ことを理念とし、膨大な量のテキストデータや複雑なネットワークの中から意味のある重要な情報を抽出して、エキスパートの高度な判断を支援する自然言語処理ならびにネットワーク解析技術を強みとしています。リーガルテックAI、ビジネスインテリジェンス、ライフサイエンスAI、経済安全保障の各領域で事業を展開し、さまざまな企業の課題や社会課題の解決に貢献しています。2003年8月創業、2007年6月26日東証マザーズ(現:東証グロース)上場。日本、米国、韓国、台湾で事業を展開。第一種医療機器製造販売業許可取得、管理医療機器販売業届出。資本金3,042,317千円(2023年3月31日時点)。
※Corobanは医療機器ではありません。本システムは転倒・転落のリスクを予測するものであり、医師・看護師の判断を意図するものではありません。
※FRONTEO、KIBITはFRONTEOの日本における登録商標です。
Corobanはエーザイ・アンド・ディー・マネジメント株式会社ならびにFRONTEOの登録商標です。
スマートベッドシステムはパラマウントベッドの登録商標です。