千葉県教育委員会(以下「千葉県」)と、AI英語学習アプリケーションの開発・運営を行うジョイズ株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:柿原 祥之 以下「ジョイズ」)は、英語教員の英語力強化及び英検®取得率向上に向けて、TerraTalkを導入したことを発表致します。
千葉県教育委員会とジョイズ株式会社、教員向け英語力強化研修の一環で、AI英語学習クラウド「TerraTalk」を導入したことを発表
研修を受講する県下120名の教員は、約4ヵ月間TerraTalkを活用することにより、英検®準一級の取得を目指します。
英語学習クラウドTerraTalkについて
ジョイズ株式会社が提供するTerraTalkは、AI技術を活用した教育機関向け英語学習クラウド。独自開発の発音・発話解析エンジンを軸に、スピーキングを中心とした4技能別のエクササイズを提供しています。音声ベースのチャットボットによる会話練習を中心に、学習者ひとりひとりがフィードバックを受けながら学習することができます。
また、オプション教材を利用することで、外部の検定試験における面接、試験対策を実施可能。面接室に入室してから退出するまでの一連の流れを体験できるため、試験の直前対策を一人で何度でも行うことができます。
現在では、官民問わず様々な教育機関で導入が進み、2023年3月までに、累計ユーザー数は80万人、活用中の自治体数は128に到達しました。
千葉県について
令和5年度に誕生150年を迎える千葉県は、多彩な都市基盤と交通インフラを有するだけではなく、豊かな自然環境や観光地に恵まれた地域。全国でも有数の農林水産業・ 商工業などの産業構造をしており、多様な産業の活性化を促進しています。総人口は、2023年5月時点で6,273,646人。千葉市や東京23区に近い船橋市、松戸市、流山市、柏市を中心に人口が急増しているのに対して、県東部など東京通勤圏最外縁部では減少傾向にあります。
また、第3期千葉県教育振興基本計画において、「次世代へ光り輝く『教育立県ちば』プランを策定。子供たちが県民としての誇りを持ち、グローバル時代に必要な資質、能力を高めることで、世界につながる多様な人材の育成を目指しています。
TerraTalk導入の目的
千葉県では、教員の英検取得率に関して、令和4年度(2022年度)の英語教育実施状況調査結果では、中学校が41.8%、高等学校が63.9%という結果となりました。 それを受けて、取得率向上を図るために、教員が場所を選ばず、学習時間を確保しやすい環境を整えることを目指し、教員向け英語力強化研修「4技能向上English Workshop」の一環としてTerraTalkを導入いたしました。 日々の業務で多忙な教員でも、自動採点付きの模擬試験や多数の発話、語彙問題等を提供することにより、基礎学力の定着及び英検®準一級取得率の目標達成を目指します。 また、ジョイズは千葉県協力の元、個々の教員における学習データの分析活用を行うための支援を実施してまいります。
関係者コメント
千葉県教育委員会 教育振興部学習指導課長 石川康浩
千葉県教育委員会では、これまで6年間に渡り、英語力強化研修「4技能向上English Workshop」を実施してきました。研修では、教員の英語力及び指導力の向上に効果があった一方で、受講者からは、「英語を継続して学習し、スキルアップしたいが、研修日以外は時間が取れない」といった声が多く寄せられていました。そこで、今年度から、研修受講生に対し、英語学習の機会を提供するため、TerraTalkを導入しました。TerraTalkを活用することで、自分の生活に合わせて、短時間でも継続して英語学習に取り組むことが可能となりました。研修では、「話す力」や「聞く力」を高めるために、外国人講師との英会話練習を行ったり、「読む力」「書く力」を高めるために、日本人講師による言語トレーニングを行ったりすることを通して、自らの課題を把握するとともに、研修後は、TerraTalkを活用し、主体的かつ継続的に学び、自らの英語力及び指導力を向上させることで、充実した英語指導につなげることを期待しています。
ジョイズ株式会社 代表取締役 柿原祥之
この度、千葉県教育委員会様とご縁を頂き、共同で取り組みを始めることになりました。近年、日本の英語教育では、現場の働き方改革と、加速するグローバル化を背景とした指導水準の高度化という、相反する二つのゴールの両立を目指す動きがあります。本取り組みを通して、教員の皆様の英語力の底上げと共に、AIやデータを用いた学びを実際に体験する、そうした機会を提供できるよう、関係者一同努力を重ねて参ります。
本件に関する問合せ先
千葉県教育委員会