オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント株式会社(本社:東京都江東区、社長:佐藤 厚範)は、このたび、ドローン空撮・解析サービスで世界トップシェアを誇るソフトウェア会社SITEMARK.NV(本社:ベルギー、CEO:Michiko Lloyd)とのパートナーシップにより、国内の太陽光発電所の診断サービスを開始しますのでお知らせします。

オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメントは、オリックスグループが手掛ける大規模太陽光発電所(111カ所、設備容量合計826MW)のうち、現在86発電所(計450MW)の運営・管理・保守業務を受託し、ノウハウの蓄積を図っています。
2018年半ばより、SITEMARKのソフトウェア※を導入し、管理する太陽光発電所のドローン空撮・解析業務に活用しています。デジタル化により運営状況を可視化し、異常の早期発見・改善を行うことで、業務の効率化のみならず、発電収益の向上に努めてきました。その結果、導入効果が十分に認められたため、全国の発電事業者または発電所の保守・管理会社に対して、当該ソフトウェアを用いた太陽光発電所診断サービスの提供を開始します。ドローン空撮や点検結果の納品にとどまらず、当社のこれまでの運営実績に基づく発電所運営の改善提案までご提供できる点が特徴です。

本サービスでは、赤外線サーモグラフィーを搭載したドローンが太陽光パネルの空撮を行い、人工知能(AI)を搭載したソフトウェアにより太陽光パネルの異常を種類ごとに自動分類することが可能です。従来は人的な目視作業などによって多くの時間がかかっていた太陽光発電所の保守・点検業務をデジタル化することにより、省人化と正確な保守・点検を同時に実現します。

オリックスグループは、今後も再生可能エネルギーによる発電およびアセットマネジメント事業を幅広く展開することで、再生可能エネルギーの普及に貢献してまいります。

※ 世界39ヵ国、120社に対し約2,000回(合計約7,000MW)のサービスの提供実績あり

■オリックスグループの発電所改善事例

オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメントが運営・管理・保守業務を受託している福岡県大牟田市の発電所において、2018年にドローン空撮・解析業務(費用:約100万円)により1,000カ所以上の異常を検知しました。この中から修繕費用以上に発電収益の増加が見込まれる修繕(費用:約200万円)を実施した結果、日射量を前年と同量に調整後で年間700万円超の発電収益の増加を達成しました。また、2019年のドローン空撮と解析業務を行った際の異常検知は219カ所に減少しました。

■サービス概要