ドローンのAI管制システム、ドローン空域シミュレーターなどソフトウェアを開発する株式会社トラジェクトリー(〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1銀楽ビルディング5階 代表者:小関 賢次、以下「トラジェクトリー」)は、ドローンの利活用をはじめとした、地域課題の解決や新産業創出の実現などデジタルシティとしてのまちづくりを目指す石川県加賀市と昨年7月にドローン利活用に向けた連携協定を締結し、これまでドローンやエアモビリティなどの無人航空機によるサービス導入に向けたインフラ整備のため共同で研究開発を進めてまいりました。この度、ドローンによる加賀市塩屋町上空3 平方キロメートルの範囲における3Dマップデータの作成、ドローンが建物などの障害物を避けて飛行できる安全な空域交通網の整備を行い、3月27日(金)記者発表を実施いたしました。今春より、無人航空機の自律飛行に向けた実証実験を新たに開始いたします。
<加賀市塩屋町上空3Dマップ例>
動画URL:https://youtu.be/tvZwNoMNisA
<27日(金)会見の様子>
(左)加賀市で実施した会見には代表の小関が出席いたしました。(右)新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、弊社メンバーはアバターを活用してリモートにて東京から会見に参加いたしました。
<今回の研究開発と今後について>
今回、弊社と加賀市は共同で、ドローンを活用して3Dマップを作成し、加賀市塩屋町上空3平方キロメートルの範囲においてドローンが建物などの障害物を避けて飛行できる安全な空域交通網の整備を行いました。同市の廃校となった旧緑丘小(同市大聖寺瀬越町)のグラウンドからドローンを飛ばし、近くの同市塩屋町地区(約3平方キロ)を地上約100メートルから撮影。ドローンで撮影した写真をデジタル処理し、1つ1つ位置座標や高さ情報を持った点群データに変換を行い、空域交通網整備に必要な10センチ精度の3Dマップを作成いたしました。今春より、完全無人自律飛行に向けた実証実験を開始する予定です。弊社のAI管制システムは、4Dトラジェクトリーベースの空域管理により複数機体が建物や他機体に衝突しない安全なルートをリアルタイムに提供することができるため、同市の目指す災害時の物資輸送や被害状況の確認に加えて、物流及び監視・点検といった商業利用などにも3D地図をベースとしたデジタルツイン技術を活用し、デジタルシティとしてのまちづくりの実現に向けて引き続き、研究開発に取り組んでまいります。
<株式会社トラジェクトリーとは>
当社は、AI管制システム、ドローン空域シミュレーターなどドローンに関するソフトウェアの開発を行っており、誰もが簡単かつ安全にUAV(無人航空機)を利用できる環境を提供することで、お客様の課題解決を目指しております。独自のAI管制システムをはじめとしたソフトウェアの開発実績を重ね、気候変動や大規模災害、各分野での人手不足やインフラの老朽化をはじめとした社会問題に対して、ドローンが当たり前のように空を飛び、誰もがドローンの恩恵を享受できる社会の実現に取り組んでまいります。
<AI管制システムTRJXとは>
AI管制システムTRJXは、UTMに求められる運航管理機能に加え、複数の無人航空機が同時に展開可能な安全な飛行ルートを自動生成する機能を実装しております。コアテクノロジーである4Dトラジェクトリー技術は、無⼈航空機の航路(軌道)を高精度に推定するアルゴリズムです。
動画URL:https://youtu.be/ptr3VBXmCDw
【株式会社トラジェクトリーの概要】
(1) 社 名:株式会社トラジェクトリー(Trajectory, Ltd.)
(2) URL:https://trajectory.jp/
(3) 代 表 者:小関 賢次
(4) 本社所在地:東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング 5F
(5) 設 立 年 月 :2018年3月
以上