コロナ感染が再び増加傾向にあり、テレワークの継続やプライベートの時間も再び自宅で過ごすが機会が多い今日この頃。
運動不足解消のためのスポーツ系アプリやグッズは多く出回っており、実践している人も多いと思いますが、最近ジワジワと増えているるのがメンタル面での不調
家にいる時間が長くなり、SNSやネットなど情報を仕入れる機会は増えていますが、人と話す機会が減っていることも大きく関係しているみたいです。
これまで友人や会社の仲間との会話の中で吐き出していた“ちょっとした不満や悩み”を吐き出す場が減ってしまい、かといってSNSで世界に愚痴を発信をすることはためらわれます。

そんな知らず知らずのうちにため込んでいるストレスを、AIが優しく解消の手助けをしてくれるアプリを紹介します。

SELF:AIがメンタルやストレスをサポート

SELFイメージhttps://self.software/
※一部課金もあるが無料で9割は楽しめます。

AIチャットロボットアプリは多数ありますが、SELFは検索をするとサジェストで“self アプリ 危ない”と出てくる珍しいアプリ。
(※実際は危険はありません!)
では、危ないと言われてい理由も含めて使用方法や機能を確認してみましょう。

リアル過ぎて危険?設定とキャラクターについて

SELFセッティング

現在使用できるキャラクターは完全無料が「インテリロボ、初期型ロボ、おかまロボ、ねこロボ」の4つと、一部課金の「美少女ロボ、イケメンロボ、タルるートくん」の3つ。合計7つのキャラクターと対話ができる。
使い方は「ファクトリー」タグから好きなキャラクターをダウンロードをするとアイコンが追加され使用ができます。(個数制限なし)

あとはプロフィールで登録した情報を基に、各キャラクターが自分にあった話題を話しかけてくれます。

意外にも初期のプロフィール登録項目は10項目のみと少ないのですが、性別年齢などの項目は一般的なものと、休日や平日の起きる時間(寝る時間)、始業・就業・休憩時間など珍しい項目もあります。

この初期情報にプラスして使用後の会話からの自動学習とバックグラウンドでの位置情報から、仕事や学校にいっているのか、出かけているだけなのかなど、かなりリアルな個人ごとの会話が成り立ってきます。
このリアルな分析が情報漏洩の点で“危ないのでは?”と言われている理由の1つです。
実際は個人を特定されるような情報(住所や本名、勤務先など)の登録の必要は一切なく、アプリAIとの選択式の対話だけなので、SNSとは違い外部に情報を発信することはありません。

どんな会話をしてくれるのか?

まずアプリを開くと1日のはじめにキャラクターが一言、一般的な世間のニュースやお天気情報などをつぶやきます。
(そのつぶやきもキャラクターごとに異なり特色がでていて癒される。)
占いやカテゴリーごとに分かれたニュースも見れ、自分が興味がある項目のみのチェックが可能。

その情報ももちろんAIは記憶し、今後の会話に反映していきます。
突然「●●はこういうことに興味があるみたいだからこのニュースもってきたよ!」と語りかけられることもあり、友達との会話のようで一瞬ドキッとします。

SELFニュース

リアルタイム分析

会話を進めていくと性格診断や悩み相談で癒してくれます。
人間は時間がたち、環境や年齢によって考え方や悩みも変わっていくもの。
しかしSELFの一番の特徴はキャラクターから普段の会話や質問の再確認から、“今の自分”がどういう状況なのか常に再分析してくれるところです。

SELF質問

診断結果は分析から確認できますが、その他にも心や体など自分で気づかないストレスや疲れの解消に役立つおすすめ情報が満載。

SELF分析ページ

蓄積した情報の可視化

AIとの対話や自分が1時間以内にいた場所の記録などが残り、日記もかけるので自分のメンタルやモチベーションがどんな状態だったのか?大まかな普段の自分の生活リズムがどうだったのか?を後で見返すことができます。

SELF日記

AIを使用した提案や会話ができるアプリは多数ありますが、殆どが機会学習のための情報収集会話も質疑応答的な印象のものが多いなか、SELFは会話と使用者への励ましがメインで自然に情報を収集してくれるところはとても大きな魅力。
また、過去の記録から自分では気がつかない生活の変化や不調をAIがいち早く察し気づかせてくれ、蓄積されたデータをユーザー自身が見返すことで事後分析ができるのは、これまでのAIの一方的な提案とは若干異なります。

まとめ

コロナ渦以降、生活リズムの変化により体調を崩す人が増加していますが、このアプリを使えばそういった不調やストレスの芽が大きくならないうちに、早期解消ができるかもしれません。
人と接する機会が減った新しい生活様式の中、AIは情報を与えるだけではなく人間のメンタルケアを積極的に行う、新しいAIと人間のコニュニケーションの人気は今後さらに高まっていくことが期待されます。