次世代移動支援技術開発コンソーシアム（参加企業：アルプスアルパイン株式会社、オムロン株式会社、清水建設株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社）は、日本科学未来館と共同で推進する視覚障がい者向けナビゲーションロボット「AIスーツケース」の実証実験を、2025年大阪・関西万博で実施します。このたび、体験予約の受付を開始しました。

大阪・関西万博「AIスーツケース」実証実験の概要

  • 実施期間：2025年4月13日（日）～10月13日（月）
  • 実施時間：毎日9:45～17:45
  • 体験コース：
    • ショート・ツアー（約20分、説明・アンケート約30分）：ロボット＆モビリティステーション周辺のパビリオンなどを巡る2種類のコース
    • ロング・ツアー（約50分、説明・アンケート約30分）：ショート・ツアーのルートに加え、エレベーターで大屋根リングの上を散策
  • 注意：
    • 4月13日（日）～4月19日（土）はショート・ツアーのみ
    • コースは万博期間中に追加・変更の可能性あり
  • 運用エリア：ロボット＆モビリティステーションを起点に、周辺エリア、東ゲート広場、大屋根リング上および下を散策
  • 対応言語：日本語、英語、中国語
  • 定員：1台あたり1～4名程度
  • 予約方法：
    • 一般予約：専用サイト（http://aisuitcase.resv.jp/）
    • 視覚障がい者向け事前予約：体験日の1か月前から電話（090-8830-7649）またはメール（aisreservation2025@gmail.com）で10:00～17:00に受付
    • 当日予約：空きがある場合のみロボット＆モビリティステーションで受付
  • 注意事項：
    • 雨天時は中止
    • 機器の状況により開催を見合わせる場合あり
  • 最新情報：コンソーシアムの公式X（https://x.com/AISuitcaseCAAMP）で発信

AIスーツケースおよび大阪・関西万博での実証実験について

AIスーツケースとは

「AIスーツケース」は、視覚障がい者を目的地まで自動で案内するスーツケース型ロボットです。未来館とコンソーシアムが技術協力し、ショッピングモール、空港、未来館などの屋内外で実証実験を重ねてきました。2024年4月からは未来館で定常的な試験運用を実施し、ナビゲーション技術の向上に取り組んでいます。

大阪・関西万博での実証実験について

AIスーツケースは、2025年大阪・関西万博の「スマートモビリティ万博」内「ロボットエクスペリエンス」に採用されました。2025年4月から10月にかけて複数台を同時運用し、社会実装に向けた技術的課題の検証を行います。詳細は公式サイト（https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250205-01/）をご覧ください。