そしてこのたび、AIの活用をさらに促進するため、社内図書館「GMO Library」において「AI読むべき100冊」としてAI関連書籍を順次取り揃え、2023年8月よりパートナー(従業員)への無料貸出を開始しました。蔵書はスタート時で100冊、9月1日現在では、約170冊にまで拡大しています。今後も良書、話題の新刊を適宜取り揃えていきます。
この取り組みを通じ、パートナーのAIに関する知識をさらに深め、AIを活用した各種プロダクトの開発をさらに促進してまいります。
- 【AI専門家による選書を中心とした良書を取り揃え】
「AI読むべき100冊」では、機械学習やPython関連、解説書、ビジネス書も含め、膨大な数が刊行されているAI関連の書籍の中から、社内外のAI研究者、専門家が選書した良書、話題の新刊を中心にAIを学ぶ上では欠かせない書籍を取り揃えました。
【AIを深く理解するための様々な切り口の書籍も】
また、AIをビジネス、哲学、法律や倫理と様々な切り口で記した、AIをより深く理解するための書籍も含めるとともに、金融や広告、営業職等、様々な業種でのAI活用事例に関する実例・ハウツー本など、グループ内の需要に応える書籍や技術的な入門用書籍も厳選して取り揃えました。
様々な切り口の厳選された蔵書を確認、また購入する前の試し読みとして借りることによって、良質な知識との出会いを創出するだけではなく、時間的な効率化も図れます。このように、様々な職種のニーズに対応する書籍を取り揃え、AI時代を勝ち抜くための知見を育んでまいります。なお、関連書籍の購入はグループ全パートナーがリクエスト可能です。
【「AI読むべき100冊」実施の背景】
■既存パートナーの知見を高めることでAI人財の受け入れ環境を醸成
GMOインターネットグループでは、「AI活用No.1企業グループ」に向け、「時間とコストの節約」「既存サービスの質向上」「AI産業への新サービス提供」を軸としたAIの活用を様々な施策を通してグループ全体で加速させています。
またその一環で、中途採用の選考の際にAIに関する課題を実施し、続々とAIに知見のある人財が入社をしていただいています。一方で、このようなAIに知見のある人財が十分に力を発揮するためには、既存のパートナーも十分な理解と知識を備えていることが重要です。
そのため、GMOインターネットグループでは全員視聴必須の「AIセミナー」や「AIテスト」など、多様な方法で既存パートナーのAIリテラシー向上に取り組んでおり、今回の「AI読むべき100冊」を取り揃えたこともその一環を担うものです。
今後もGMOインターネットグループは「AI活用No.1企業グループ」として成長し続けるために、AI、ITリテラシーが高い人財の集団を形成し続け、次世代を担うパートナーのための投資を続け、クリエイティブに働くことが出来る環境を整備してまいります。
【利用者の声】
「普段本を買うときには、通販を利用しているのですが、この取り揃えがあることで、書店で本を買うときと同じような全体に対する試し読みができるので、非常にありがたいです。」(AI関連職)
「限られたお小遣いの中からだと、どうしても実践的な書籍を選びがちだったので、気にはなるけど、自分では買わないなという本を読めて嬉しいです。」(AI関連職)
「哲学や倫理学がAIにどう関係あるの?って思っていましたが、手にとって見ると新しい気づきがありました、この並びの本でしばらく楽しめそうです。」(デザイナー職)
「本屋の立ち読みと違って、座ってじっくり読めるし、借りて帰れるのも嬉しい。」(企画・マーケティング職)
「社員証をかざして、バーコードを読み込むだけで借りられるのが便利で良いですね。初心者向けの図解本や、話題の新刊が揃っているのが嬉しいです。」(SNS運用職)
「AIに関する書籍が充実してきて、Libraryを覗くのが楽しみです。AIへの興味が日を追う毎に増していっています。」(営業職)
【主な蔵書】
●「大規模言語モデルは新たな知能か」
岩波書店 著: 岡野原大輔
●「人工知能のための哲学塾」シリーズ
ビー・エヌ・エヌ新社 著: 三宅陽一郎
●「創るためのAI 機械と創造性のはてしない物語」
ビー・エヌ・エヌ新社 著: 徳井直生
●「僕らのAI論 9名の識者が語る人工知能と『こころ』」
SBクリエイティブ 編著: 森川幸人、著:松原仁、一倉宏、伊藤毅志、鳥海不二夫、三宅陽一郎、糸井重里、近藤那央、山登敬之、中野信子
●「ディープラーニングを支える技術 」シリーズ
技術評論社 著: 岡野原大輔
●「BERTによる自然言語処理入門 Transformersを使った実践プログラミング」
オーム社 編: ストックマーク株式会社 著: 近江崇宏、金田健太郎、森長誠、江間見亜利
●「OpenCVではじめよう ディープラーニングによる画像認識」
技術評論社 著: 吉村康弘、杉浦司、五木田和也
●「人工知能のアーキテクトたち ―AIを築き上げた人々が語るその真実」
オライリージャパン 著: Martin Ford 監訳: 松尾豊 訳: 水原文
●「意識する心―脳と精神の根本理論を求めて」
白揚社 著: David J. Chalmers 訳: 林一
- 【GMOインターネットグループにおけるAI活用推進策】
①グループのAI活用を促進するために、2023年4月より「ChatGPT業務活用コンテスト」“AI(愛)しあおうぜ!“を実施しています。AIに関する取り組みや新サービスへ繋がる作品が集まっており、既に実装されているものも多数あります。今回の「AI読むべき100冊」も同コンテストの応募作になります。(※1)
②AIに関する最新動向や最新ツールの理解を深めるために、専門家によるオンライン「AIセミナー」を月に最低2回開催。
③NVIDIA社の最新GPU「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」、「NVIDIA L4 Tensor コア GPU)」を搭載したサーバーの無償貸出および、GeForce RTX™ 4090、RTX™ 3080Tiを搭載したノートパソコンの無償貸出を、グループパートナーに対し実施しています。(※2)
④生成AIを使いこなすために重要なプロンプト力を高めるため社内ナレッジ共有SNS「Genius」プロジェクトを開始。2023年4月よりSlack版の運用を開始しています。
⑤Slackの全パートナー参加のチャンネルではAIに関する最新情報をリアルタイムで共有しています。
⑥グループパートナーに向けた「AIテスト」を実施。(※3)
⑦中途採用における選考でAIに関する課題を実施。
(※1)参考URL:https://www.gmo.jp/news/article/8338/
(※2)参考URL:https://www.gmo.jp/news/article/8454/
(※3)GMOインターネットグループ株式会社では8/21より実施
- 【AIスタートアップ支援の推進】
GMOインターネットグループでは、グループ内での活用にとどまらず、AIスタートアップの支援を推進しています。
①「GMO AI&Web3株式会社」によるAIスタートアップ支援の開始
2023年5月24日に、ハンズオン型CVC「GMO Web3株式会社」を、「GMO AI&Web3株式会社」へと社名変更しAIスタートアップ支援を拡大しました。(※4)
②「NVIDIA H100」、「NVIDIA L4」搭載GPUホスティングサービス「ConoHa for AI」
NVIDIA社のGPU「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」「NVIDIA L4 Tensor コア GPU」を搭載したAIスタートアップ向けのGPUホスティングサービス「ConoHa for AI」を2023年内に提供予定。現在は10月31日までの予定でご利用のトライアルを実施しています。
(※4)参考URL:https://www.gmo.jp/news/article/8419/
以上
【GMOインターネットグループ株式会社】(URL:https://www.gmo.jp/)
会社名 GMOインターネットグループ株式会社(東証プライム市場 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業
■インターネット広告・メディア事業
■インターネット金融事業
■暗号資産事業
資本金 50億円
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